いぐべし東北

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【地方移住する理由】移住の理由は立派じゃなくていい

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東京の満員電車からの脱出に成功したいちにさんです。

今回は地方移住の理由について考えます。

 

 

 

 

地方移住キラキラ問題

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地方移住のパンフレットみると妙にキラキラした人たちが多いですよね。

「農業始めました!」「念願のカフェを開きました!」「家族で生活する時間が増えました!」「妻と移住しました!」

あれ、けっこうプレッシャーです。

いや、それはそれでいいなあ~とは思いますけれども。

だって自分は独り身のサラリーマン移住ですから。

なーんにもキラキラしていないわけですよ。

ツイッターで同じような時期に移住した方は取材を受けられていたり。

そもそも移住の準備段階で取材を受けている人もいるし。

自分にはもちろん、取材とか、一切なし。

なんなん?笑

別にいいけど。

でも、まあ、カフェ開いてないし、地域貢献してないし、畑やってないし、普通に企業で働いてるし。

なんも話題性がないのは自覚してます。

とはいえ、リーマン地方移住はけっこうハードル低くて再現性が高いと思うんですけどねえ?

 

ちなみに自分が移住した理由を深く考えず単純にあげるとこんな感じです。

  1. 夏にブルーベリーが食べたい
  2. 産直が近くにある所に住みたい
  3. 夏に涼しいところに住みたい
  4. 山が見えるところに住みたい
  5. 雪が見たい
  6. 温泉にさっと行きたい
  7. 満員電車で通勤したくない
  8. 通勤時間を短くしたい
  9. 視界が開けているところに住みたい
  10. 東北が好き
  11. 道路に車が多すぎず、街に人が密集していない場所に住みたい
  12. のんびりしたい

 見てお分かりの通り志低く、全然キラキラしてません。

 

移住した理由のひとつが「満員電車がともかく辛い」

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自分が移住したいと思った理由の一つが「満員電車に乗りたくない」です。

転勤するまでは満員電車はごく当たり前の生活でした。

嫌だなあとは思いますが、辛いっていうのはなかったです。

なぜならそれが「普通で当たり前」だったから。

 

そんな生活でしたが、一時期東京から東北に転勤し、車通勤を数年経験しました。

そうして再び東北から東京勤務になり、いつも通りの満員電車通勤が始まりました。

 

あれ?満員電車こんな大変だったっけ?

すごい苦痛、なんでみんな朝からこんな苦しいことを我慢できるんだ?

だれも暴動を起こさないぞ?

肘でどつかれても、無理やり押されてもブチ切れない。

こんなに不快なのに!

自分がおかしくなってしまったのだろうか?

 

そう、大変の中に「辛さ」が生まれてしまったのです。

そこからはともかく辛い、ひたすら辛い。

これで60歳まで通勤とかぜったい無理無理無理無理カタツムリ。

そもそも10年も無理じゃね?

いや~5年もしんどい。

できて3年だ。

いや、3年も持つのだろうか?

今日にでも乗りたくないのに。

ああ、嫌だ、今すぐこんな人生を方向転換したい!

 

もし自分がもっと若かったらもう少し我慢していたと思います。

でももう40歳が目の前に迫っていました。

このままの人生でいいのか?

本当にいいのか?

みんな満員電車に我慢して乗っているじゃないか、定年までお父さんたちは働いているじゃないか。

いや、無理だ。

満員電車と無縁の生活があるのに、なぜ嫌でたまらない満員電車に我慢して乗り続けないといけない?

 

自分にはわかっていました。

もう我慢ができなくなっていることに。

そしてこれ以上時間を浪費できないことに。

 

で、今は満員電車とは無縁の生活を送っています。

出社して疲れて仕事をスタートするとか、全然ないです。

フケだらけのスーツを目の前にすることも、誰かのカバンがみぞおちに入る事も、脚を踏まれることも、ドアに押し付けられることも、女の人も髪の毛が顔にまとわりつくことも、肘で頭をどつかれることも、まっったくありません。

 

めちゃくちゃ快適やん。

 

地方に移住する理由は立派じゃなくていい

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移住の理由は何でもいいと思うんです。

農業やりたいとか、カフェやりたいとか、そういう風にキラキラしてなくても。

「〇〇が嫌だ!」「ここから逃げ出したい!」でも全然いいと思うんですよ。

自分の場合は「したい」よりも「嫌だ」の方が多かったかもしれません。

それなりには真剣に考えましたし、覚悟もしましたけど、どこまで真剣だったかはわからないです。

移住した今だって、すべてが良かったとはなかなか言えないです。

それでも自分の心に従ってよかったなあとは思います。

あの時、このままの人生だと嫌だなあと思った気持ちをすくい上げて、今に至ります。

 

プリンセスメゾンの沼ちゃんがこんなことを言っています。

 

家はやっぱり家でしかないし、家があれば幸せで安心ってこともないし、どこにいたってくり返されるのは同じ毎日だし、見える景色が変わったって私の人生が変わったわけじゃないし(略)

 

それでもこれは私の人生だから

(プリンセスメゾン5巻)

  

家を移住と置き換えるといかがでしょうか。

これは居酒屋チェーンで働く沼ちゃんが念願の家を買ったあとのセリフです。

夢物語では終われない現実と覚悟がうかがい知れます。

移住して、見える景色がビルから山になっても自分の人生はまだまだ続きます。

 

  

移住の理由に体裁とかいらないです。

自分の心に素直になればいいのですから。

 

 

なぜ地方に住みたいかを真剣に考えないと失敗するとか、地方移住は甘くない、とか。

そういう煽りもわかりますけど、そこまで真剣に考えて行動できる人じゃないと移住って失敗しちゃうような感じなんですかね?

というか失敗しても別に良いのでは?

いたずらに夢を見させるわけではありませんが、失敗したっていいじゃないですか。

致命傷にならなければ。

甘くたっていいじゃないですか。

致命傷にならなければ。

 

人に語れるほどの理由が必要ですか?

だって今住んでいるところ、真剣に考えたんですか?

成功でしたか?

ところで、自分にとっての成功って何ですかね?

 

人はどこに住んだっていい。

どこでだって楽しく暮らせるし、それなりに苦労はするし、合わないなと思ったらまた別のところにいけばいいんです。

多くの人が自分の住みたいところに住めるようになるといいな、と思います。

 

 

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