海の幸だけじゃない!国産松茸天国岩手の道の駅が熱い
最終更新2020年9月30日
岩手といえば、ウニ、アワビ、イクラと、そして実はマツタケもあるんです!
そして岩手の道の駅では高級なマツタケがパックに入って普通に売っています。
新鮮でお得な岩手のマツタケを紹介しますよ~。
- 岩手県のマツタケはどれくらいとれるの?国産松茸生産量ランキング
- 秋の代表的な味覚マツタケはなぜ高い?
- 実は岩手の道の駅のマツタケがすごい
- マツタケのシーズっていつ?
- マツタケの食べ方
- 岩泉町のまつたけ祭り
- 日本国民に知ってもらいたい松茸まとめ
岩手県のマツタケはどれくらいとれるの?国産松茸生産量ランキング
いきなり「岩手といえばマツタケ」と言われても、ピンと来ない人もいますよね。
そこで平成26~28年の3年間の生産量ランキングをまとめました。
長野県ダントツ1位!
圧倒的な収穫量です。
そして岩手県が第2位!!
他の県でももちろん採れますが、マツタケを食べたければ長野か岩手に行こうってことですよ。
秋の代表的な味覚マツタケはなぜ高い?
岩手にマツタケを食べに行こうといっても、マツタケって高いイメージがありますよね。
お高い料亭とかで少しの量をお上品にいただくもので、家庭で食べるって感じではありません。
家で見かけるマツタケはせいぜい永谷園のお吸い物くらいです(おいしい!)。
そんな高級食材のマツタケ、実際はどれくらいの値段なんでしょうか。
こちらは東京都中央卸売市場年平均価格をまとめた表です。
わあ~、高~い
昭和60年で既に15,076円/kgですよ。
卸値でこのレベルですからここからスーパーや、八百屋に並ぶとさらに高くなるというわけです。
岩手産松茸 20,000円
— いちにさん@東北大好きブロガー (@123_tohoku) 2018年9月29日
アメリカ産松茸 1,300円
ふむふむ😊 pic.twitter.com/6k7NMr3AX0
そもそもなぜこんなにマツタケは高いのでしょうか?
かつては全国各地の山間地で人の手が加えられた里山が広がっていて、アカマツなども燃料などとして活用されていたので、マツタケが生育する環境が整っていたことから、今よりもみっともっと身近な秋の味覚だったようです。
しかし、現在ではアカマツなどの利用もなくなり、過疎化が進むにつれ里山が自然の状態に戻り、落ち葉などが堆積したままになるなどマツタケにとっては生育しにくい状態になっています。
そこへマツクイムシなどにより松が枯れて減少し、今では採れる量が激減してしまったからです。
そして、マツタケは人工栽培が今なおできないので、自然に発生したものを収穫するしかないからです。(旬の食材百科)
生産地が減っていることと、人工栽培が出来ないのでドン引きするくらい高いキノコ様になっているということです。
そりゃあ中国や韓国などの外国産のマツタケちゃんが流通しちゃいますよ。
いまや国産松茸をスーパーで見かけることはまれです。
実は岩手の道の駅のマツタケがすごい
高くて庶民には手が出せないマツタケですが、岩手の道の駅をふらふらしていると、マツタケと遭遇するときがあります。
驚くべきはその値段。
かなりお安くて、5,000円持ってれば買えます。
これは数年前に実際に葛巻町(くずまきまち)の道の駅 くずまき高原で遭遇したマツタケ。
パックサイズで驚きのお値段!
1パック2,500~3,800円!
や、安い!!
値段はその年その年で変わってきますので、参考程度にしかならないのですが、それにしたって驚愕の価格です。
写真のマツタケはたぶんハイシーズンど真ん中の底値だと思います。
道の駅では傘が開いているいわゆる「開き」や、傘が少し開いた「ツボミ」が売られていて、岩手町の道の駅 石神の丘、久慈市の道の駅くじ 土風館、山田町の道の駅 やまだ等々その他岩手県各地の道の駅でマツタケは出回っています。
こういうのに遭遇してしまうと、そもそもないんですけど改めてスーパーで買う気がなくなります。
困ったもんだ。
マツタケのシーズっていつ?
道の駅のマツタケシーズンについては、これもその年次第になってしまうのですが、岩手の場合はだいたい8月のお盆過ぎくらいからぽつぽつ出始めて、最盛期は9月です。
天候によっては10月中旬まであったりします。
なのでマツタケを狙うなら9月中旬がいいと思います。
こちらは2018年9月22日現在の松茸販売状況。
岩手の道の駅松茸情報。#松茸 pic.twitter.com/8Gukfa8b3W
— いちにさん@東北大好きブロガー (@123_tohoku) 2018年9月22日
んで、2019年はどうかな?ということで現地に調査に行きました。
どうやら今年は少ないみたいでどこの道の駅でも見つけられませんでした。
松茸の出来具合を調査に道の駅をめぐってますが、全然見かけません😊
— いちにさん@秋を探しに (@123_tohoku) September 21, 2019
今年はあまり採れてないとのこと。 pic.twitter.com/U6XmMMRamo
写真を撮り忘れましたが、山田町の道の駅にはあったのでごく少数が出ているようです。
一番いいのは道の駅に直接問い合わせると確実です。
実際、道の駅には問い合わせが多いです。
しかし、そんな時期に岩手になんていけない!という人はせめて岩手のマツタケをお取り寄せして秋の味覚を堪能しよう!
マツタケの食べ方
運よくマツタケをゲットできたらマツタケの食べ方はこちらを参考にしてください。
天ぷらや土瓶蒸しもおいしいですけど、個人的には焼きが一番ですかねえ。
網焼きにして、マツタケが汗をかいてきたら塩とスダチでいただくのが最高です!
マツタケは日持ちしないので、手に入れたら「もったいない」ととっておくのではなく、すぐに食べるのがおすすめです。
せっかく手に入れたマツタケですからケチらず豪快にいきましょう。
岩泉町のまつたけ祭り
マツタケが豊富にとれる岩手には、なんと松茸神社があります。
(岩泉まつたけ事業協同組合より松茸神社)
そして神社のある岩泉町(いわいずみちょう)では毎年岩泉まつたけ祭りが行われます。
こちらは過去のまつたけ祭りのメニューです。
- 岩泉まつたけの海鮮宝楽焼き(松茸、活鮑、鳥賊、帆立他)
- 松茸の海鮮宝楽焼き(松茸、活鮑、帆立他)
- 松茸焜炉焼き
- 松茸握り寿司
- 松茸釜飯
- 松茸お吸い物
- 松茸茶碗蒸し
- 松茸粕漬け
- そば
- 岩泉ヨーグルトとフルーツ 他
- 松茸酒の振る舞い酒(泉金酒造様提供)
これこそ真のマツタケづくし!
これで参加費10,000円ですから激安です。
岩泉って車じゃないとちょっと行きにくいんですけど、当日は盛岡駅からバスが出るようですので、遠方からでもアクセスには問題なしです。
お酒も飲めますしね。
2020年は新型コロナウィルス感染症を考慮し中止となりました。
残念!
日本国民に知ってもらいたい松茸まとめ
- 国産マツタケの生産量は長野と岩手がほとんどを占める。
- マツタケが高いのは生産地が減ってて、人工栽培が出来ないから。
- マツタケは高級食材だが、岩手の道の駅ではマツタケが激安で手に入る、こともある。
- 道の駅でマツタケを狙うなら「マツタケは出てますか?」と電話で問い合わせるのが最も確実。
- マツタケシーズンは9月。しかし天候によって左右される。
秋の味覚の王様マツタケをぜひとも岩手で堪能してみてください!