ウニがぎっしり!岩手のお宝、三陸産生ウニの牛乳瓶詰め
最終更新2020年9月2日
ウニって板に乗っているものだと思ってませんか?
岩手では生ウニが牛乳瓶にぎっしり入ってるんです。
生ウニの瓶詰めとは
まず普通の板に乗ってるウニ。
おすし屋さんで見かけたことありますよね。
実際食べるのはその中の1、2枚ですけど。
そしてこちらが瓶詰め生ウニ。
どうですか!
牛乳にみっしりウニが詰まってます。
そしてお店でこのまま普通に売ってます。
岩手の沿岸で瓶詰めウニといったらまずもって生ウニを指します。
長期保存が出来るようにしてあるのは塩うにと言ったりします。
関東でも見かける塩ウニはこんな感じ。
瓶の違いがわかりますでしょうか。
塩ウニはその名のとおり塩漬けにされているので濃厚な味わいが楽しめるお酒によく合うおつまみです。
塩ウニがあると日本酒が進みます。
ご飯にも良く合います。
生ウニ、そのおいしさ
まず、粒が、そう、食感が粒々しているんです。
ウニってドロッとしているものだと思っていませんか?
違うんです!
それは時間が経ってしまったウニです。
新鮮なウニは粒々してるんです!!
ウニって魚卵なんだから粒々してて当たり前なんですけど、始めて体感しました。
次に甘味。
組織を引き締め身崩れを起こしにくくさせる食品添加物のミョウバンが入っていないので甘味がダイレクトに舌に響きます。
この甘味が海水の塩分で引き立って、なにもつけなくてもこのままでいけます。
ご飯があれば酢飯にして生ウニをドバーッとかけて即席うに丼の出来上がりです。
ZIPの朝ごはんジャーニーでマーティン氏が「甘い!」と言っていました。
新鮮なウニは甘みがあるんです。
そして、当然、生臭くない。
生ウニは鮮度が命ですから。
ウニが甘かったり粒々してたり生臭くなかったり、始めて生ウニを食べたと時はかなり驚きでした。
今までの食べてきたウニはなんなんだろうと思いましたよ。
それぐらい衝撃的においしいです。
ウニが苦手な人にこそ、生ウニのおいしさを感じてもらいたいです。
生ウニの食べ方
瓶からザルにウニを出して、水気を切ればもうそのまま食べられます。
自分は水っぽくても気にしないので、そのまま瓶から出してご飯にのっけて食べてしまいます。
生ウニにちょっと抵抗がある方には大葉なんかを刻んで一緒にいただくと生感が気にならなくなりますよ。
何も付けずに甘味を味わうもよし、薬味で食べるもよし、加熱調理もよし。
ちなみにウニの入っていた瓶の水(通称ウニ水)は捨てずにご飯と混ぜて調味料を入れて炊くとウニご飯の出来上がり。
ウニの身が混ぜてある豪華な炊きご飯という感じではまったくなく、かすかに粒があるだけでウニの味も弱いですが、ウニの風味を味わう素朴な地元飯です。
でも、これをやるには何本かの瓶が必要ですね。
生ウニの消味期限
生ウニを買ってきたらその日のうちにすぐ食べましょう!
鮮度が命です。次の日になったら味が落ちます。
次の日でももちろん食べられますし、それでも十分おいしいんですけど1日目の味を知ってしまうと少し物足りなく思えてしまうかもしれません。
なので1日目は生で、二日目は火を通した料理なんかがいいかもしれません。
茶碗蒸しとか、卵焼きとか。
贅沢な食べ方ですよ~。
ちなみに自分は2日目も生ウニ食べてます。
何せ一人暮らしなので1回の食事で1本を食べきれないのです。
だいたい当日の夜に豪華うに丼にして、次の日の朝食にも食べます。
朝ごはんにウニの海苔巻き、最高の朝ごはんです。
生ウニの旬はお盆まで
だいたい5月から取れ始めてピークが7月です。
お盆を過ぎると味が落ちてきます(それでもおいしいよ)。
最もおいしいウニを狙うなら7月です。
あと需要と供給の問題で市場へ出始めとお盆時期がお値段的に高いので、そういう意味でも7月がいいと思います。
生ウニのお値段
サイズによってもお値段色々ですが、地元のスーパーで買えばだいたい3,000円後半です。
どうです?安いと思いませんか?
関東だとまずもって信じられない値段です。
地元の専門店で購入するともっと安いです!
いちにさんが実際に岩手県洋野町の斉藤商店さんで買った時は3,000円以下でした。
お値段はその年によって変わるのでなんともいえないですが、スーパーよりは安いです。
配送もやってくれます。
お店のサイトにアクセスできないんだけど、誰か斉藤商店さんに教えてあげて!
時々東京の岩手銀河プラザにも入荷します。
こちらのお値段はそれなりに、です。
ZIPの朝ごはんジャーニーで紹介された「牛乳瓶入り生ウニ」ですが、本日5/31いわて銀河プラザに数量限定で入荷するそうですよ。マーティンさんのように、どどどどぉぉーと勢いよく生ウニをオンザライス!でお楽しみください。https://t.co/8vqwotsCiJ pic.twitter.com/lkeKQM7AMI
— anecco. (@iwate_anecco) 2019年5月30日
岩手県洋野町種市(ひろのちょうたねいち)のウニ祭り
ウニをしこたま味わえるお祭りで、瓶詰めの生ウニはもちろん、殻焼き、(火が通してある)ウニ丼、ウニ飯、茶碗蒸し等々ウニ尽くしです。
今年は新型コロナの影響で残念ながら中止でした。
当日は生ウニがスーパーよりも断然安いお値段で買えるので並ぶの必至ですよ!
まとめ
三陸の生ウニを食べたらもうこれまでのウニは食べられません。
実際自分は東京でウニを見てもまったく喜ばない嫌なヤツになってしまいました。
食べるときは覚悟して食べてください。
本当に。
なお、 2018年の青空レストランでも洋野町のウニが取り上げられました。
番組内ではウニ牧場で食べたウニにひたすら感動していましたが、気持ちがめちゃくちゃわかります。
それぐらい三陸のウニはうまいのです!
番組で取り上げられていたひろの屋の塩ウニ。
- 価格: 3748 円
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番組で取り上げられていたいちご煮(ウニとアワビの汁物)を食べてみたいなら缶詰のいちご煮がおすすめ。
お出汁が、出汁がうまい!
こちらもぜひ食べてくださ~い。